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2005年06月30日

[小説] 荒野の恋 (桜庭一樹)

こわれそうなもの。

ほんとにこわれそうな心の動きが伝わってくるのがすごい。
何も考える暇もなく情景が流れ込んでくるのがすごい。

あーもうほんとにこわれそうだよこの子は。

小説というよりも、ひとりの少女の心語りをずっと眺めているような感じ。
そして現実的に変化していく状況がその心を容赦なく揺らすものだから自然と目が離せない。
 
 
 
でもって一番哀しかったのが親父さんの歪み方。あれはつらい。
そいうものなのかもしれないし、陳腐なのかもしれないけど、少女の心語りで見せられるとつらい。

つーか何やってますかあんた。

神無月悠也は随分とストイックなやつだけど、
その気持ちはわかる気がするって云うかちょ、おまへもなにやってまsdfjk;おwfsyふじk
 
 
 
ああぅ。
いろんな意味でせつねぇ……

投稿者 kagerou : 2005年06月30日 01:00

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