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2009年10月14日

長時間労働の是非

是なんてことはほとんどないけどな。

長時間労働で一皮むけるw。(ニートの海外就職日記)からたどっていくとネタ元の第73回「若年労働者の労働時間を抑止すべきなのか」(日経BizPlus)にたどり着くわけだけど素晴らしくどこかおかしいなw
弁護士って精神論で法律違反薦めるんだすげーw それはアウトじゃないのかいろんな意味でw
(もちろん明記されてないけど「形式的な法理解や法令遵守にとどまるのではなく、ややリスクを冒しても」ってつまりそういうことだろ)

「何日も徹夜してシステムを立ち上げたとき」「1人きりの海外出張が無事なんとか終わったとき」「難しいと思われた商談をまとめあげたとき」といったイベントの後に妙な達成感があるのは認めるし、過去にあった~に比べたら、っていう乗り越え方も作業者の精神的にはアリだと思うけど、
だからって生かさず殺さず長時間労働させれば成長するとかいう結論はすごいな。

俺はプログラマなのでその視点からになるけど、おそらくここでいう「一皮むける」長時間労働ってのは「集中しすぎて時間を忘れた」結果であると思うので、そこに水を差されるのは確かにうっとうしい。
もしそれを汲んでくれるというならそれはそれでいいんだけど、
多分世の中の長時間労働ってほとんどが「ただ仕事が終わらないだけ」なんじゃないのか。
そんなものどれだけこなしたって疲れるだけでレベルはあがんないと思うけど。
まぁそうすると「効率の悪さをサビ残でカバー」という日本式スパイラル突入ですけどね。

だからこの記事に関しては、技術者的な視点から賛同するよりも、先の海外ニート氏の記事でDisられてるように
「雇用者にとって都合のいい長時間労働を精神面的理屈からカバー」
「苦労wしてきた社畜wの溜飲を下げていまどきの若者は苦労を知らんと云えるようにw」
くらいなものだという印象しかないな。

正直、ヘンに拘束するより定時で開放してくれたほうがやる奴はほっといても自主的にやるからその時間を確保できてよろしいのになぁ。
逆に作業者レベルで出来るようなことだと思ってるなら過酷な勉強しなくても出来るようにしないと駄目だろうに。
普通に上がるのが21時~23時くらいって状況で「自主的にサーバーの勉強をするように」って上からお達しが来てもなぁ。まぁ俺は帰るけど。


「経営者も「従業員が絶対残業しない。有給完全消化する」という過酷(笑)な経営環境で利益を上げれば一皮むける。黙ってても従業員がサービス残業してくれるぬるま湯じゃ世界と戦えないんじゃないか。」
言い得て妙だが今のところ業績は好調のようです。本当にありがとうございました。
全社的な方針としては「なるべく残業しない、有給も消化する」という感じで、「みんな休んでないから有給とりづらい」なんて話があったら「全社員が一斉に有給を取る日」なんてものが出来たりしたりするので様子見つつ努力はしてると思うな。うちの会社は。
あと残業代も1日2時間計算で出てるな。他の部署は青天井みたい。
だから逆にこれが過酷とかじゃなくて、この程度の余裕はないとやってけないんじゃないかと思うんだけど。

ちなみに俺が就業に対する意識が変わったと思うのは多分最初の会社を辞めて派遣登録したとき。
あーしがみつかなくても別になんとか生きていけそうだと。

投稿者 kagerou : 2009年10月14日 02:53

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コメント

>だからって生かさず殺さず長時間労働させれば成長するとかいう結論

それを「させる」って言う時点で成長なんかしねぇぜよ。
修羅場をくぐってるときはただ単に時間に気づかないだけ。だってやらなきゃ死ぬもん。社会的に。

わざわざその修羅場に放り込むのは単なる赤紙ですぜ。
だけど、稀によくあるから困る。

投稿者 かーてん : 2009年10月20日 19:26

正直渦中のときは時間という概念が無いんですよね。

吉宗の天井追ってるときのチケット消化具合に似ている。

投稿者 かげろ : 2009年10月22日 23:07

>吉宗の天井追ってるときの

あれは一種のスポーツだと考える
いかに効率よく換金をし、いかに効率よくレバーを叩き、いかに効率よくREGを引くか、だ。

投稿者 かーてん : 2009年10月25日 15:35

ベタピンのそれが並んでいる様はまさに限界集落

投稿者 かげろ : 2009年10月25日 19:47

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