FLAC -Free Lossless Audio Codec-

目次
1 FLACとは?
2 FLACを入手する
 2-1 通常のアーカイブ版
 2-2 Windows Installer版
 2-3 Linuxバイナリ版
3 FLACを聴く
 3-1 Winamp (2.x)で聴く
 3-2 Winamp (3.x)で聴く
 3-3 kbMediaPlayerで聴く
 3-4 xmmsで聴く
4 FLACを作る
 4-1 FLACコマンド (Win/Linux/その他)
 4-2 FLAC frontend (Win)
 4-3 その他ツール

音楽の可逆圧縮形式で注目してるのは、FLAC(Free Lossless Audio Codec)とMAC(Monkey's Audio)です。
当初MACのほうを試していたのですが、これはWindowsのみでしか動作しなかったのがつらかったので、今はFLACメインです。(apeについてはソース、SDKが公開され、有志の手でLinux版の開発が。行われているようです。)

1 FLACとは?
FLACはFree lossless Audio Codecの略称で、可逆圧縮の音楽形式です。
特徴はだいたい以下のような感じです。
  • Lossless (可逆圧縮)であり、元となったWAVファイルなどに劣化なしで戻すことができる。ただし可逆が保障されているのは音声データ部分のみであり、コメント等については保障されない。
  • GPLあるいはLGPLに基づくオープンソースであり、特許に依存しない。
  • 将来のバージョンに対して上位互換性があるよう作成されており、デコーダはバージョンアップさせる必要がない。
  • Ogg FLACとして(Xpih.org)へ統合。(2003/07/08時点ではOgg FLACとして作成はできるが再生はできない)
  • オリジナルデータと結果を比較するverifyオプションを持っている。
  • cueシートよりシーク情報を読み込める(?)
  • ストリーミングに対応している。 
  • 対応OS:Unixes (Linux, BSD, Solaris, MacOS X), Windows, BeOS, and OS/2. 
  • ハードウェアでの採用実績あり。(PHATNOISE社)
  • 2ch FLACスレより引用
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    2 FLACを入手する
    ダウンロードページより、プラットフォームに適したものを選択しダウンロードしてください。

    2-1 通常のアーカイブ版
    基本的に解凍すればOKです。
    後処理としてパスの設定などを行ってください。

    2-2 Windows Installer版
    Winamp2、Nero用のPluginも一緒にインストールしてもらえるようです。
    Windowsを使っている場合はInstaller版をインストールしたほうがよいかもしれません。

    2-3 Linuxバイナリ版
    UnixライクなOSの場合は、ソースファイルからmakeすることをお勧めします。
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    3 FLACを聴く
    Codecとしてのインストールはされません。ですので、対応しているプレーヤ/Pluginを利用します。
    公式にPluginが配布されているのはWinamp(Windows)xmms(Linux)です。
    それ以外ではkbMediaPlayer(Windows)が使用できます。
    また、Winamp/xmmsのプラグインとして配布されているので、各プラグインを利用できるプレーヤでも再生できることになります。

    3-1 Winamp (2.x)で聴く
    配布されているWindows用バイナリのアーカイブzipの中に、bin/in_flac.dllがあります。
    これをWinampプラグインフォルダへコピーすればOKです。

    3-2 Winamp (3.x)で聴く
    Wimamp3プラグインは同梱されてはいないようです。

    Winamp 3 note: the FLAC plugin for Winamp 3 is currently broken
    but you may have luck getting the version on RareWares to work.

    ということらしいです。
    設定方法は、README.win32を参照してください。

    3-3 kbMediaPlayerで聴く
    デフォルトで組み込まれているので、特に何もせずFLACファイルをそのまま再生すればOKです。

    3-4 xmmsで聴く
    ./configureでXMMSプラグインフォルダを指定すると、make installを行うと自動的にインストールされます。

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    4 FLACを作る
    ツールの使い方の簡単な説明です。
    詳細オプションなどは、ReadmeやHelpファイルを参照してください。

    4-1 FLACコマンド (Win/Linux/その他)
    基本となるFLACコマンドです。慣れるとそれなりに便利。
    使い方はDOSプロンプトなどから、
    > (flacを解凍したディレクトリ)/bin/flac 対象WAVファイル名
    と入力すればエンコードが開始されます。
    反対にWAVファイルに戻したいときは
    > (flacを解凍したディレクトリ)/bin/flac -d 対象FLACファイル名
    とします。
    複数のWAVファイルを一括エンコードしたいときは、
    > for %i in (*.wav) do flac "%i";
    などとします。%iにファイル名が順番に入ることになります。
    この際に、%iの前後に「"」が無い場合(つまりファイル名が「"」で括られていない場合)、ファイル名が正しく認識されない場合があるので注意が必要です。
    また、コマンドラインツールからでは日本語ファイル名が上手く処理されないようです。

    4-2 FLAC frontend (Win)
    Windows Installerでインストールすると、GUIツールがインストールされます。
    (別のところから別途用意することも可)
    遣い方はファイルをDrag&Dropして、Encode/Decodeボタンを押すだけです。
    必要によって各種オプションを設定してください。

    4-3 その他ツール
    その他、FLACが作成できるツールです。
  • FlacDrop
  • Frontah
  • dBpowerAMPのFLAC Codec

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    Last modified: Tue Aug 8 17:57:32 2003