Script Life 千夜一夜

ふとフリーゲームをうろうろしていたら偶然見つけた。
奇怪な世界さんのサウンドノベル。
どうもJavaが上手く動かないようでメニューが出ないので、
ダウンロードはこちら (「詳細」はほんとにネタばれまで詳細なので注意)

物語の視点は中込良介という男性からの視点で、
被害者、犯人の懺悔を聞いていると……という進行。

この語り口のおもしろいところは、主人公ほとんど部外者扱いなので、
ナニが起こっているか、
ナニガ起こっていたかは想像するしかない点。
目の前の人物が嘘吐きなのかそうでないのか、
目の前の人物を信用するかどうかが基準となってしまう点。

それでいて真相を究明するため自ら渦中へというよりも、
ほんとに巻き込まれていただけというオチが可笑しくも恐ろしかったりします。

プレイ時間はだいたい一時間～一時間半くらい。
このゲームで決定的にわかったのは、
サウンドノベルという形式が、サスペンス・ホラー系統に圧倒的に有利にできているということ。
受け身ではなくクリックすることで話を進めるため没入しやすく、
音や映像がダイレクトに煽ってくるので読者の想像に頼りきることもない。
つーか普通に耳元でSE鳴らすだけで多分怖いんですがねｗ

しかし良さん、ほんと巻き込まれただけだよなぁ……ｗ