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2005年07月27日

[小説] Missing3 首くくりの物語/4 首くくりの物語・完結編 (甲田学人)

括られる。
具体的な意志が動き出した感がある、首くくりの物語。
すべてが順調に、順調に。


順調に括られていく、留めようの無さ。


今作は怪異ではあるものの、ところどころに人の意志が見え隠れして、
原始的な恐怖というよりもサイコパスのそれ。
括られていくのに、何とか出来そうなのに、結局どうしようもない。

そもそもからして、魔術師・小崎摩津方の「見立て」で連なっているから、
最後の最後に稜子が「見立てられた」ときには、
「やられた」という感じです。
この後も小崎摩津方はいろいろやってくれる

封印された魔術師と無邪気な魔女のまじないを残して、物語は続く。

投稿者 kagerou : 2005年07月27日 00:53

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