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2007年10月21日

ここ最近の初音ミクの周辺が酷すぎる件について。



デストローイ! じゃなくて!


まずは筆頭「アッコにおまかせ!」



ジャガーさんもお怒りのご様子。



TBS「アッコにおまかせ」の初音ミク特集に批判相次ぐ [ITmedia]
ITmediaはどことなくハイワロ風味というか呆れ気味な感じ。「ご立派ですね、TBSさん」とか吹いたw

ってか最初聞いたときは「アッコにおまかせで痛いDTMerと一緒に初音ミクが紹介されてたよ」程度だったので
「ふーん。アッコさんも大変だな (そんなのにつきあわされて)」程度だったんだがここは怒るところだろ!
自分でそれを見て、あと周りの動き(印象操作関連)を見て思った。

別にマスゴミ(趣味に打ち込んでる人を笑いものにするような輩はゴミでいいだろ)がヲタたたきするのは今に始まったことじゃないのでハイワロでいいんですけど、
今回のコレでひどいなと思ったのは、
開発元から「10月14日のテレビ放映に関しましてご報告とお詫び」なんてお知らせが出てしまうくらいに
全く、誠意と信頼を踏みにじっている点。

VIPのスレに降臨したtask氏の全発言ってのも出てきたけど、
どうも真面目っぽく取材した後の冗談半分、悪ふざけだけを抽出して流されたようだな。

亀田の件もそうだけど、ほんまに「(自分たちが)面白(いと思え)ればそれでいい」って感じなんだろうか。
正直サムイっちゅーねん。捏造するにしても煽るにしてももっとあるだろって思う。
分不相応に持ち上げられて八百長疑惑とか負けた途端手のひら返されたりとか、むしろ亀田兄弟も被害者なんじゃねーかという声にはちょっと賛成。
周りの大人にちやほやされたら調子に乗ってケンカ売ったりもしますよそりゃ。
初音ミクの件はもっと酷くて、あの「不気味の谷」をニコニコ的職人連鎖が乗り越えていくかもしれない件とまで云われている、ってのにあのザマですか。
ほんとに何も思わなかったのか。テレビ関係者でAV機器扱ってる人とか意見皆無ですか。
素人目にもこれは「何か一つ超えたな」という始まった感がひしひし伝わってきたし、
まぁヲタクよりで生暖かくても、本質は伝えられるような構成だと期待はしたかった。
そういう凄さを伝えるのがマスメディアだと思っていたのは期待しすぎなんだろうな。
じゃあイラネーじゃん。ネットに負けるのも道理。こんな鈍感じゃあな。

「けれどもその一方で、"良い製品なのだから良く放送されないわけがない"という弊社サイドの驕りもあったと思います。実のところ、ユーザの皆様が「初音ミク」を心底愛し、その可能性に着目されているのと同じくらいに、マスコミの方々も「同じ体験」をされた上で弊社に取材オファーをしているものだと勝手に誤解していました。責められるべきはそれを見抜けなかった弊社の側にあると思います。計らずもマスコミに対する認識の甘さが露呈する形となってしまいました。大変恥ずかしく、番組収録にご協力いただいた皆様、そして「初音ミク」をご愛顧いただいているユーザの皆様には、大変に不快な思いをさせてしまいましたこと、ここに深くお詫び申し上げます。」

ブログにあるこの謝罪文が、実に無念さを物語っていると思う。
伊藤氏は全然恥じ入るところは無いと思うが、申し訳なく思わないとやってられないんだろうな……
むしろ「ヲタに騒がれてるなんかがあるからいつものようにキモイとこ編集して叩いとけ」みたいなマスゴミのほうが批判の声に対して頭を下げるべき。

まぁ一般的にも騒がれてる亀田選手の件に対してもこのザマだしな。

「あれだけ持ち上げていた世間も、反省してほしい」と批判した。

って世間ってどこですか? 俺の周りは軒並み「亀田調子乗りすぎ」だったんですけど?

“亀田一家ブーム”あおり続け… TBS、商業主義改めず [東京新聞]
によると

同局広報部は「今回の処分については、直接コメントする立場にないが、視聴者や関係者の皆さまからさまざまなご指摘をいただいており、これを真摯(しんし)に受け止め、今後の番組作りに生かしたい」とコメントしている。

ってことだがつまりウチらは別に知らんけど悪い云われてるから謝っときますははいはいごめんなさいごめんなさいってことですか?

まぁそんなんじゃ、アッコにおまかせの件についてもまっとうな対応なんぞ期待しないほうがいいよなぁ。
精神衛生上。

追い打ちをかけるように画像検索で相次いでトラブルが発生。さらにWikipediaのエントリ削除
もう陰謀説が持ち上がってるけれど、画像検索はただの不具合だと思うなぁ。
メインルーチンはともかくとして、それ以外のところで共通するライブラリやコードを使ってたとか、
そういうんじゃないかと思うけど。
正当でも不当でも何かしら理由があるなら事故に見せかけたりはしないだ……あ! 陰謀だ!<何

Wikipediaの件は最初ひどいと思った。
削除する理由が見あたらない段階(権利者からの申告でもなく、確認もとっていない)のに自主規制で削除した挙げ句、
著作権利者が「かまわないですよ」との公式発表に対する返事が「GFDLじゃないからむしろダメだ」というのは一体どういうつもりなのか。

……と、適当にまとめてしまうとアレなのですが、Wikipedia‐ノート:削除依頼/初音ミクにあるように、
「Wikipediaは更新履歴、内容をすべて残している」ー>「初版に著作権的にアウトなものがあると、それらを全部消す羽目になる上に0から書き直さないといけない」
ということになってしまうらしい。
最新版だけコピペすれば? と思うのだけど、アウトになって削除したものの○写しはアウトってことなんだろうか。

今はもう削除でやり直しってことになってしまったのだけど、最後の項にある「サイトの文章をGFDLにしても解決しません」が採用されれば無用な手間はなかったのか、と思います。
これによると、

削除を回避するだけが目的なら、たとえば以下のような許諾をいただければ問題は解決します。

クリプトン・フューチャー・メディア株式会社は、2007年9月9日 (日) 13:09 (UTC)にIPアドレス61.192.157.242から初音ミクの記事へ投稿された文章における転載と、転載された文章のGFDLの下での自由な改変・再頒布を許諾いたします。

サイト自体は無断転載禁止のままであっても矛盾しませんし、初版における転載はGFDLによらず明示的に許諾が与えられるので履歴の問題も発生しません。

というように、「転載された文章はGFDLにする」ことで解決できるらしい。
原本と転載文章が同じライセンスじゃないとダメだという固定観念がダメでしたってことですかね。

運営ポリシーのことなので、仕方ない部分もあるとは思うけど、GFDLの弊害っていう言葉は当てはまるのかなぁ。これはしゃあないか。

最後は包括するようなアツイMADを置いておきますw
ほんと応用利くな、これw

投稿者 kagerou : 2007年10月21日 04:57

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