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2005年07月28日

[小説] Missing 神隠しの物語

そして最初の物語。
怪異と黒服と隠し神。
すべてのはじまり、最初となる物語。


物語は文芸部の一人、空目が謎の少女を連れてきたことから始まり、
その後に忽然と姿を消してしまった空目を探すために、
武巳、稜子、亜紀、俊也がそれぞれ調査をするというもの。

隠し神としての伝承と、それを追いかける――
怪異におびえる側面と怪異を追いかける側面があり、
むしろ追いかけている感じが強く、結末まで引っ張られるように読み込んでいました。
まだまだ平和で、降ってわいた重大事件にどこかわくわくしている感のある面々(俊也除く)も愉しげです。

また、物語の最後まで――これは最終巻まで読んでいるからこそなのですが、
キーになる人物、アイテムなど、この時点でほとんど出ているのではと思います。

つまり最初から、魔女の物語。
きっと、そして追憶者の物語にも、成ると思う。

投稿者 kagerou : 2005年07月28日 04:03

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